君たちはどう見たか、2023年下半期の映画

年末に向けては、アニメの大作が目白押し。

ディズニーからは、プリンセスもので「ウィッシュ」。ディズニー100周年を記念する短編も併映されていることも話題に。いい曲の主題歌がしっかりあってディズニーらしい作品。

元スタジオジブリのメンバーで設立されたスタジオポノックの最新作「屋根裏のラジャー」は、王道の冒険ファンタジー。忘れられると消えてしまう想像上の友達イマジナリー、ラジャーの物語。老若男女が楽しめる作品で思わず泣ける感動作でもあります。

「窓ぎわのトットちゃん」「劇場版 SPY×FAMILY CODE:White」もありますが、これらの中で異彩を放ってヒットしていたのが、「鬼太郎の誕生 ゲゲゲの謎」です。ゲゲゲの鬼太郎の前日譚でもある誕生秘話になるのですが、「犬神家の一族」のような謎解きミステリーになっていて、そのおどろおどろしい雰囲気が妖怪の世界とマッチしており、コミカルでなくシリアスな大人向け鬼太郎の世界観がウケています。

この内容は、人気のドラマの劇場版「ミステリと言う勿れ」も同じで、テレビ版ではコミカル要素もありながら現代風なミステリーなのですが、この劇場版は田舎の呪われた一族の怨念によって起こる一連の事件を謎解きしていくというミステリーになっています。
菅田将暉演じるモジャモジャ頭の久能整くんはキャラが立っていて今後も人気シリーズになりそうです。

と言うわけで下半期の映画をつらつらと紹介していきました。

巨匠のおじいちゃん監督たちの凄まじいエネルギーを感じる作品が多かったり、おじさん俳優もアクションで体を張っていたり、テーマが似通った作品など、なるべく関連してまとめられるように紹介してみました。

ここに入れられなかった作品もまだまだありますが、賞レース作品がメインだった上半期とはまた違った流れが見えてきて面白かったです。

映画選びの参考になれば幸いです。

1 2 3 4
S H A R E
  • URLをコピーしました!

text by

移動映画館キノ・イグルー。全国で映画イベントいろいろ。年間300本くらい映画やドラマを観てます。インスタやnoteでも映画ネタを発信中。