元警護員のオクジュにとって、日々を共に過ごしていたバレリーナの親友・ミニ。しかし彼女は、半グレ組織に属するチェ・プロに追い込まれ自死してしまう。「復讐してくれ」とメッセージを残されたオクジュは、復讐計画を実行に移し始めるのだが──。
監督は「ザ・コール」のイ・チュンヒョン。主人公のオクジュは「バーニング 劇場版」「恋愛の抜けたロマンス」のチョン・ジョンソが演じている。Netflixで2023年10月6日から配信中。
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注目の韓国俳優チョン・ジョンソ主演のNetflix映画「バレリーナ」が、10月6日に配信開始された。監督は「ザ・コール」(2020)ですでにタッグを組んだイ・チュンヒョンが務める。共演はNetflixドラマ「ペーパー・ハウス・コリア:統一硬貨を奪え」のキム・ジフンと、「ドライブ・マイ・カー」(2021)のパク・ユリム。
元警護員のオクジュ(チョン・ジョンソ)には、バレリーナをしているミニ(パク・ユリム)という親友がいたが、ミニは復讐を依頼する遺書を残して自殺してしまう。オクジュは、ミニの自殺の原因となったチェ・プロ(キム・ジウン)という男への復讐を誓う。
韓国映画の復讐劇というと、パク・チャヌク監督による「復讐者に哀れみを」(2002)、「オールド・ボーイ」(2003)、「親切なクムジャさん」(2005)の復讐3部作が知られている。バイオレンス要素やスプラッター表現がふんだんに用いられ、精神的にエグみの強い作品群だ。
しかし本作「バレリーナ」は、上記3作のようなメンタルに訴えかけてくるというよりは、独特な世界観と美しいアクションが織り成すスタイリッシュな作品であった。