もうすぐ、2024年が終わります。
皆さんにとって、どんな年だったでしょうか?
「ああ、めちゃくちゃ素晴らしい1年だったな!」
「絶望するくらい、つらい年だった……」
など、きっと様々な事情があって、多くの方はプラスとマイナスを往来しながら、その都度のグラデーションの中で過ごしていると思います。
個人的には、「かなりマイナス」に振れることが多い年でした。
年始の能登半島地震から、ここ最近に至る国内外の国政&地方選挙の狂騒。戦争も内乱も続いているし、米不足に起因する「令和の米騒動」やガソリン代の値上がりも家計を直撃しています。
……と、色々なことを考えると憂鬱な気分になる今日この頃。
「飲み会でパーっと年を忘れよう!」という気分にはなれないけれど。せめて、「あたたかい文章で、ほんの少し豊かな気持ちを取り戻したい」と考え、4人の素晴らしい書き手の皆さんに寄稿をお願いしました。
「この文章を読んで、元気になってね」と言い切ることはできません。でも、良い映画と良い文章を見つめながら、2024年の(過去も未来も含めて)良い側面を思い浮かべてもらえたらと思います。
ほんの少しでも、皆さんの琴線に触れる作品と出会えますように。
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最強のふたり(監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ)
【最強のふたり】人の目を見て話す。自分のことばで伝える。
事故が原因で全身麻痺になった富豪と、介護者として雇用された黒人青年の交流を描く物語。共通点がなくお互いは衝突を続けるが、やがて温かな友情を育んでいく。監督・…