人間の社会は
細胞と異なるから
異質=排除ではなく
多くのチャンスがあるわけで。
いわゆるダイバーシティな世の中では
個々に様々な事情を抱えた状況でも
自分の生き方を見つけられる。
それが人間の世界だから。
それでも、
やっぱりまだ
他者に対する心のバリアはある。
映画後の買い物先で
ちょっと大きな声を出している少年と
それを宥める両親の姿が見えたとき
そのエリアを避けてしまった。
何か理由があってちょっと興奮している様子だ。
差別するつもりは毛頭ない。
どちらかというと受け入れている側だと思っていた。
それでも、何かしらのバリアを張ってしまった。
一方で、隣にいた子供は
その子を見た後に、私に言う。
あの子、お買い物を楽しんでいるんだね。
そうだね。
そうなんだろう。
本当に。
今の子供たちは
学びのなかで心のバリアフリーに気づく機会があり
日常の中に他者を受け入れることを
体感し、理解できる機会があるのか。
字面でバリアフリーを習い
道徳の教科書だけで学んでいた大人世代とは違って
受け入れる環境と経験ができているのかもしれない。
心のバリアは大人の方があるのだと改めて気づかされる。
働くとはなにか
生きるとはなにか
そんなことを改めて問わなくても
日々、目の前のことをしっかり見て受け入れていく
無邪気さであったり
素直さであったり
スマホばかり見ているだけでは見えない
何かそういうものの見方や考え方を
ふと考える、年の瀬の一日。
──
■はたらく細胞
監督:武内英樹
原作:清水茜『はたらく細胞』
脚本:徳永友一
撮影:谷川創平
照明:李家俊理
録音:金杉貴史
美術:三浦真澄、濱田千裕
装飾:篠田公史
アクション監督:大内貴仁
扮装統括・衣裳コンセプト:柘植伊佐夫
衣裳デザイン・衣裳製作:櫻井利彦
衣裳:大友洸介
ヘアメイク:荒木美穂
編集:松尾浩
VFXプロデューサー:井上浩正
VFXスーパーバイザー:長崎悠
スーパーヴァイジングサウンドエディター:伊東晃
音楽:Face 2 fAKE
主題歌:Official髭男dism「50%」
出演:永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、深田恭子、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、鶴見辰吾、光石研、Fukase、阿部サダヲほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/saibou-movie/
(イラスト:水彩作家yukko)